【元気ホルモン】テストステロンってなに?
体内にある強力な男性ホルモン
テストステロンは男性の体の場合は“男らしさ“を象徴するものをつくる働きがあります。
個人差はありますが肩幅を広くしたり、胸板を厚くしたりとたくましい体をつくります。ヒゲが生えたり毛深くなったり、“声変わり“なんかもテストステロンの働きです。
“男は血の気が多い“もテストステロン
実は男性の方が赤血球の数が女性よりも10%ほど多いんです。これもテストステロンの影響です。
まず赤血球は、体内で酵素を運ぶ役割をしています。ですので、赤血球が多いと体の端から端まで酵素が行き渡るため運動能力が高くなります。
ですが血の気が多いと言われる男性でも、高齢になると貧血になる事があります。これはテストステロンが減った事で赤血球の数が少なくなるからです。
このようにテストステロンは男らしい体をつくるだけでなく、元気な生活をおくるためにもとても重要なホルモンです。
女性ホルモンもテストステロンから作られる
閉経前の女性の血中テストステロンの約半分は卵巣から、残りの半分は副腎から分泌されます。
そもそもテストステロンの原料は、アンドロステンジオンというホルモンや、若返りホルモンと呼ばれるDHEAから出来ます。これが代謝されると“テストステロン“になります。さらにこのテストステロンが代謝されると女性ホルモンの“エストラジオール“が合成されるという仕組みです。
つまり、男性も女性もそれぞれ男性ホルモンと女性ホルモンを持っており、男性の場合は男性ホルモンを多く持ち、女性は女性ホルモンを多く持っているという事です。
女性の更年期障害
加齢とともに男女の性ホルモンは低下して行きますが、特に女性の女性ホルモンは45歳〜55歳の更年期に約10分の1まで減少します。
この急激な女性ホルモンのアップダウンを不規則に繰り返しながら低下することによる、自律神経失調症などの事を“更年期障害“と言います。
そして、閉経して女性ホルモンが減少した時に女性の中で隠されていたテストステロンが出てきて、女性の後半人生の元気さを担います。
男性の肥満は精力低下の原因
卵巣でテストステロンを原料に女性ホルモンは作りかえられていますが、実は脂肪でも同じ作業が行われています。
なので肥満体型の男性の場合、脂肪でテストステロンが女性ホルモンに変換されています。そのため、だんだんと女性っぽくなっていき、体力やバイタリティーも低下していきます。そして1番はテストステロン低下が原因でED(勃起不全)になる可能性が高いです。
ちなみにお相撲さんは脂肪の他に、筋肉量も凄く多いので問題ありません。
最後に…
とにかくテストステロンは男女問わず人間の元気の源です。
車のエンジンオイルみたいなもので、減ってくるとスピードも出ないし、走っていても悪天候やでこぼこの道などでダメージを受けやすい。
そして男性ではテストステロンが少ない人は短命で認知症も進むことが明らかになっています。
どうですか?テストステロンがいかに大事かは少しでもご理解頂けましたか?
今後のブログでテストステロン値をあげる習慣をご紹介しますので、よければそちらもチェックしてみてくださいね!