【頻尿】前立腺肥大と過活動膀胱ってなに?
この2つは膀胱蓄尿障害です!
膀胱蓄尿障害とは、少ない尿量でも尿意を感じてしまう症状のことです。
膀胱は骨盤内にある臓器です。必要なくなった老廃物や、余分な塩分を排出する腎臓と膀胱は尿管によって繋がっています。
腎臓で作られた尿はこの尿管を通り膀胱に送られる→膀胱で一時的にためておく→ある程度の尿がたまると尿意を感じる→排出するという流れになっています。
ところが、この膀胱の働きが上手く作用しなくなると膀胱に十分な尿をためることが出来ず、少ない量で尿意を感じてしまいます。
この症状を【膀胱蓄尿障害】といいます。そして膀胱蓄尿障害には主に2つの病気があり、1つは【過活動膀胱】、もう1つは【前立腺肥大】です。
過活動膀胱とは?
本来、人間の体は200㎖程で尿意を感じ、400㎖くらい膀胱に尿をためてから排出します。健康な膀胱は、たっぷり尿がたまるように風船のように膨らみ、十分にたまったら次は収縮して尿を排出しますが、【過活動膀胱】になると十分に尿がたまっていないのに過剰に収縮し、突然尿意を感じてしまい、朝でも夜でも関係なくトイレに駆け込むことになります。
過活動膀胱の原因
原因は主に2つあります。
過活動膀胱は性別問わず患いますが、1つ目の原因は加齢によるものです。
歳を重ねると、毛細血管の血流が不足し膀胱の血流も低下してしまいます。血流が悪くなった結果、膀胱壁の神経がそのダメージで障害を受け、排尿筋が過活動になると考えられています。こういった理由で膀胱の容量が小さくなり十分に尿をためられなくなり、膀胱が過敏に反応して少ない量で尿意を感じてしまいます。
2つ目の原因は骨盤底筋の衰えからです。
骨盤底筋が衰えてゆるむと、骨盤の上にある直腸や膀胱などの臓器を支えられなくなり、臓器が下垂してしまいます。すると膀胱や尿道が下垂した臓器に圧迫され、尿意を感じやすくなります。
前立腺肥大とは?
前立腺肥大は男性特有の病気です。前立腺が肥大し、尿道が圧迫され狭くなって排尿がしにくくなり、過活動膀胱を併発するケースもある病気です。
前立腺は膀胱のすぐ下、膀胱から陰茎に向かって伸びる尿道を囲むようにあります。
前立腺は生殖に関わる働きと、排尿をコントロールする働きがあります。この前立腺が肥大すると尿道が圧迫されて狭くなり、ちょっとの刺激で尿意を感じたり、残尿が生じたりします。
前立腺肥大の原因
まだ原因は完全には明らかになっていませんが、加齢に伴って男性ホルモン(テストステロン)が変化する事が大きく関連していると言われています。
男性ホルモン(テストステロン)は加齢と共に分泌量が減り、体の還元酵素の働きでジヒドロテストステロンというホルモンに変換され、それが前立腺肥大を招くとされています。ちなみに、ジヒドロテストステロンが増えると抜け毛も増えます。
若い人でもなりうる病気です!
膀胱蓄尿障害は高齢になるほど多くなりますが、過活動膀胱は若い人でもなりうる病気です。また、男性は前立腺炎、女性は膀胱炎など、いずれも膀胱が過敏になることで尿量がコントロール出来なくなり膀胱蓄尿障害になる可能性があります。
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