7つのチャクラ

 今回は「チャクラ」について解説します。言葉は聞いたことがあり、気のようなものだという認識をもたれている方が多いかと思います。インドのヨガで生み出されたものでありますが、世界中に名前や形を変えて伝わっていると考えられています。

 リラクゼーションサロン「NAGA(ナーガ)」ではタイ古式マッサージを中心に行っていますが、タイ古式マッサージの中にも、ヨガやチャクラに近い考えがあり、その源流はインドにあるのではと考えています。

チャクラとは

 チャクラとはサンスクリット語で「車輪」や回るものをあらわしています。ヨガでは人間の身体には7つのチャクラ(エネルギーの門のようなもの)があり、そこからエネルギーが出入りして身体の中を回っていると考えています。

 チャクラは会陰部(肛門あたり)の第1チャクラから、頭頂部の第7チャクラまで一直線で並んでいます。チャクラにつまりがあると、エネルギーがうまく回らずに身体や心に不具合が生じます。その改善のために、瞑想、呼吸、アーサナ(一般的に言うヨガ)などを行っています。

第1チャクラ ムーラダーラチャクラ 骨盤底 会陰部(肛門と性器の間)

 ルートチャクラとも言われ、根を表しています。大地からのエネルギーを受け取る重要なチャクラです。ムーラダーラにはシャクティという性エネルギーが宿るとされ、その象徴はとぐろを巻いた蛇で表されています。

第2チャクラ スワディーシュターナチャクラ 子宮・丹田

 おへその下あたりで、女性であれば子宮です。日本では丹田と言われており、武道などでも丹田に力を入れることが重要とされています。スワディーシュターナとは「自らの住処、元の住処」という言葉で、元々のシャクティのエネルギーはスワディーシュターナチャクラに眠っていたと考えられています。

第3チャクラ マニプーラチャクラ みぞおち

 みぞおちにあるチャクラで、自己肯定感、自尊心などと関わると言われています。第3チャクラが閉じて、不安定であると受け身で無気力になるとされています。

第4チャクラ アナハタチャクラ 心臓

 心臓あたりにあるチャクラで、調和や愛をあらわしています。第4チャクラが開いていると、他人に心を開くことができます。

第5チャクラ ヴィシュッダチャクラ のど

 のどにあるチャクラで頭と体をつなぐ重要なチャクラです。ヴィシュッダチャクラが閉じていると、声が小さく、思ったことが言えないという状態になります。解放していると豊かな表現ができます。思ったことを自信を持って伝えることでチャクラが解放していきます。

第6チャクラ アジーナチャクラ 眉間

 第三の目とも言われる、眉間にあるチャクラです。アジーナチャクラが開眼していると直感が働くとされています。大仏にも白毫というイボのようなものがありますが、これも第三の目の名残です。

第7チャクラ サハスラーラチャクラ 頭頂部

 頭頂部にあるチャクラで、ヨガではサハスラーラチャクラを解放させることを目的として瞑想を行っています。仏教における、悟り、解脱も同じようなものです。

カルサイネイザンでは第1チャクラ・第2チャクラが中心

 カルサイネイザンはタイで生まれた施術ですが、ヨガの流れもくんでいます。カルサイネイザンやチネイザンの施術においては、内蔵や生殖器及び生殖器周へんのデトックスマッサージを行いますが、チャクラでいうと第1チャクラ、第2チャクラを中心とした施術です。

 施術はここちよくリラックスした状態となりますが、この状態は瞑想にも近い状態であり、第1チャクラ、第2チャクラに眠っているシャクティ(聖エネルギー)を施術において呼び起こすこともイメージしています。

 第1チャクラ、第2チャクラに眠るエネルギーはとぐろを巻いた蛇であらわされることが多いのですが、リラクゼーションサロンNAGA(ナーガ)は蛇の神様の名前からいただいて命名しました。