【つらい】腰痛を詳しく解説

5人に1人が抱える国民病です

腰痛つらいですよね。全然治らないし、体動かそうとしても痛いし。今回はそんな恨めしい腰痛について解説していきます。

発症すると治りにくい腰痛

厚生労働省が2019年に全国の世帯、世帯員を対象に行った『国民生活基礎調査』で自覚症状がある体の不調の中で腰痛と答えた方は男性で1位、女性は肩こりに次いで2位といった結果になりました。

また、腰痛は治りにくいといった点も腰痛の人口を増やしている原因と言えます。とある調査では3か月で症状が改善した人が約30%いる一方で、1年経過しても痛みがある方が約60%以上にのぼるとあります。他にも日本人の約80%が生涯のうち1度は腰痛を経験するという調査もあるなど、腰痛は国民病の1つになったといっても過言ではありません。

そもそも腰痛ってなに?

痛む期間によって3つに分けられる

まず解説する前に、腰自体がどこからどこまでなのかは皆さんは知っていますか?

何となくお腹らへんを中心にその上下あたりかなという認識かと思います。そう、実は腰には正式な定義がなく、あくまでも『腰はこのあたり』といった曖昧な回答しかできないのです。

一般的に背骨と呼ばれる脊椎は、上から順に7つの頸椎(首)、12個の胸椎(背中)、5個の腰椎(腰)に加え、骨盤にある仙骨と尾骨で形成されています。この腰椎と仙骨の範囲にある部分が、皆さんの思う腰の範囲に近いと思います。

そしてこの部分の関節や骨、筋肉などの不調が痛みをはじめ、炎症などといった症状で表れるのが主な『腰痛』と言えるでしょう。

では次は腰痛の種類です。

急性腰痛症(発症〜4週間未満)

発症してから4週間未満で痛みが治まる。いわゆるぎっくり腰です。

亜急性腰痛症(4週間以上〜3か月未満)

急性腰痛症よりさらに痛みが3か月続くと亜急性腰痛症になります。

急性の症状が収まらず慢性との中間期です。

慢性腰痛症(3か月以上)

亜急性腰痛症よりさらに痛みが続く場合は慢性腰痛症になります。

腰痛の3大原因

猫背などの悪い姿勢

前かがみの姿勢で体の重心が前へ移ると、全身のバランスをとるために首や腰の筋肉に大きな負担がかかり、緊張状態が続くことで不調を招きます。

人の頭の重さは成人で体重の約1割あるとされており、体の重心を背骨付近におくことで重い頭を支えて全身のバランスを保っています。しかし、スマホの操作やパソコン、掃除洗い物などといった家事などで知らず知らずのうちに前かがみの姿勢をとりがちです。

筋力の低下や柔軟性の衰え

運動不足や加齢によって筋力や柔軟性が低下すると筋肉がこわばり、可動域も狭くなることで腰痛を引き起こします。

適度な運動習慣をつけることが大切です。

ストレスや自律神経の乱れ

意外にも心の不調が招く腰痛も少なくありません。人間関係や仕事のストレスなど様々な重圧が『心因性腰痛』となって表れることもあります。

心配事などで神経が高ぶって中々夜に寝付けず、疲労から痛みが増したように感じるケースなどがその一例です。

腰痛を引き起こす疾患

筋・筋膜性腰痛

腰の筋肉や筋膜が慢性的、あるいは急激な負担によって損傷し炎症が起きて痛みが出るもの。皮膚のすぐ下の部分を押して痛みがある、背筋が突っ張るなど、筋肉や筋膜に関する痛みと思われるときに診断されます。NAGAに相談にいらっしゃるお客様の大半がこの腰痛です。

症状

腰の痛みはあるが、足に痛みやしびれはない。腰回りを強く押したり、運動をすると痛みがでる。

病院での治療と予防

痛み止めの投薬や、筋膜をリリースする(ほぐしてはがす)注射をする治療法もあります。

腰椎分離症

まだ腰の柔らかい10代の成長期に起きやすい腰痛です。過度な運動で繰り返しの負担が腰椎にかかると、腰椎の椎弓(ついきゅう)という部分が疲労骨折を起こして分離します。

症状

腰のほかに、お尻や太ももに痛みが出ることがあります。腰椎をうしろに反らすと痛みが強くなります。

病院での治療や予防

早期であれば原因のスポーツなどを休止してコルセットで腰を固定することで、分離した骨がつく可能性が高いです。

腰椎椎体骨折(圧迫骨折)

若者のスポーツによる外傷のほか、主に骨粗しょう症が原因となるため男性よりも女性の発症率が高いのが特徴です。

特に高齢の女性に多く見受けられ、多くは寝返りや起き上がるときの動作時に強い痛みを感じます。

詳しくはこちらの記事もご覧くださいね。

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症状

骨折した直後や腰椎が潰れるときに痛みがでます。

病院での治療と予防

骨折が進行する場合は、つぶれた骨にセメントを詰める手術をします。重症の場合はネジで骨を固定する手術を行います。

腰痛を治すには下半身と背中の筋肉をほぐそう

太ももなどの緊張が腰痛に

まず、腰痛に影響を及ぼすのは腹筋(腹直筋、腹横筋)や背筋(脊柱起立筋、広背筋など)だけではなく、腰は多くの筋肉と連動しており絶妙なバランスを保ちながらお互いの機能を支えあっています。そのため関連する筋肉に不調が生じると腰にもダメージが起きてしまうリスクがあります。

例をあげると、ふくらはぎの筋肉は筋膜で腰と繋がっているので、ここが緊張すると腰痛を引き起こす可能性があります。また、太ももの裏の筋肉(ハムストリングス)が固いと骨盤の動きが悪くなってしまい、腰に余計な負担がかかることになります。

いまこれを見ている腰痛持ちの皆さん、一度裏ももが固くなっていないか確認してみてくださいね。

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