【寝よう】睡眠の重要性

睡眠の6つの役割

睡眠の役割は体を休めるだけではありません。実は睡眠中には様々な健康を維持するために、必要な器官が働いており脳も体もメンテナンスを行っています。

今回はこの睡眠の役割をご紹介します。

①記憶の整理

睡眠は浅いレム睡眠と深いノンレム睡眠を交互に繰り返しています。

その深いノンレム睡眠時に海馬(記憶の中枢)から大脳皮質へ記憶の情報が伝達され、浅いレム睡眠時に記憶の整理をしていると考えられています。

②成長ホルモン分泌

 入眠してすぐに深い眠りに入ると、骨や筋肉の成長、美肌を保つために欠かせない成長ホルモンが分泌されます。そのため代謝も向上します。

③自律神経を整える

自立神経には活発な交感神経とリラックスする副交感神経の2種類があります。人はこの2つの神経のバランスを取ることで健康的な体や心を保っています。

睡眠は、交感神経の活動を弱めて、副交感神経を活発にさせます。きちんと睡眠をとることによって交感神経が活発になりすぎてバランスが崩れないように調整しています。

④免疫力の向上

体内に風邪などのウイルスが入ると、免疫細胞が連携してサイトカインという生理活性物質が作用します。その作用によって免疫細胞が機能しやすい環境を作っています。分かりやすいので言えば、熱が出た時に眠たくなるとはこの作用によるものです。

⑤脳の脳廃物を除去する(認知症予防)

レム睡眠時に脳細胞での代謝で生じた老廃物は脳脊髄液に取り込まれて、血管やリンパ管に回収されます。

この機能が上手く働かず、老廃物が脳に蓄積されることが認知症の原因になっているのではないかと考えられています。

⑥脳や身体を休める

深いノンレム睡眠時で脳を休ませ、浅いレム睡眠時で身体を休めています。交互に休まる事で、脳も体も深く休ませる事が出来ています。

この通り、睡眠はとても大事なのですが寝すぎるのも自立神経のバランスが崩れるのでダメです。不調を起こします。

当サロンNAGAのお客様の中にも休みの日何もせず寝るのが勿体ないと、睡眠時間を削り仕事をしたり、体を動かしているとおっしゃっている方がいました。気持ちはとても良く分かるのですが体を休める事も大事なお仕事です。体が資本という言葉があるように、良い仕事をするにはまず体を良い状態にしないとパフォーマンスはあがりません。

しっかり休むようにしましょうね。